天気の良い朝だった。石畳のアイオリスの街では昼も夜も冒険者が闊歩する足音が絶えないが、陽の光とともにその音たちもぐっと増えたようだった。 「よいこらしょ〜」 街外れの坂で、ミッコが掛け声とともに路盤より一段高くなった石垣にリュックを上げる。 …
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